暗号資産「取引所」と「販売所」の違いとは?

 暗号資産を購入するにあたってコンビニでの購入はできません。そのため、購入するには「取引所」もしくは「販売所」で購入するのが一般的です。今回は両者の説明と使い分けなどについて説明していきます。

(1)取引所
 取引所は売りたい人と買いたい人が直接取引するところなのです。その仲介業者は場所を提供しているだけなので手数料が安く済むのがメリットです。
 また、買いたい人や売りたい人が「この値段で取引したい」という価格で売買できることがあるので販売所に比べて全体的に「安く買って、高く売る」ことができます。

(2)販売所
 一方販売所では仲介業者が大きな役割を担っており買いたい人は仲介業者から暗号資産を購入し、売りたい人は仲介業者から暗号資産を購入するというスタイルです。
 この場合は仲介業者が投資家同士の仲介しているので手数料は取引所に比べて高くなってしまいます。
 

(3) 双方のメリット・デメリット
① 取引所のメリット・デメリット
 取引所のメリットは手数料が少なく、暗号資産そのものに投資できる金額が大きいことです。デメリットは自分で決めた金額で売買できずに結果的に高くなってしまうことやそもそも売買が成立せずに「買えてない、売れてない」状態になる可能性があることです。
 投資には成行と指値があり、成行とは「成行に身を任せる」と同じく、「枚数だけを指定し、単価は任せる」というもので安く売ってくれる人がいれば安価で購入できます。しかし、そうでなければオークションのように値段が上がっていき結果的に販売所よりも高くなってしまいます。
 次に指値とは購入金額を指定し、指定した金額で売ってくれる人が現れれば購入できるのですが、そうでなければ取引自体が成立しません。
 そのため、「買えてない、売れてない」につながる可能性があります。
 
② 販売所のメリット・デメリット
 販売所のメリットは表示されている価格で購入できることです。取引所のように成行がなく、表示価格=購入価格です。
 しかし、購入価格と売却価格差は取引所よりも価格差があるため、ある程度の上昇下降がなければ損害が発生します。
 デメリットはなんといっても手数料が取引所に比べて高いことです。
 しかし、取引所のように「買えてない、売れてない」とはならないので安心に手数料を払うような感覚です。

まとめ
 今回は販売所と取引所のメリット・デメリットを紹介しました、一概にどちらがいいとはありませんが、最初のうちは販売所で少額投資するのもいいかもしれません。
 そして、暗号資産投資がある程度わかってきた段階で取引所のみを使うようにしてみてはいかがでしょうか。