ステーブルコインとアルトコインの違い
暗号資産の中にはステーブルコインとアルトコインの2種類があります。
アルトコインとは「草コイン」の愛称でよばれ、現段階ではほとんど価値がなく、マイナーで上昇タイミングが掴みにくい暗号資産です。
ステーブルコインはその反対で現段階である程度の価値があり、安定的でメジャーな暗号資産のことを指します。ステーブルとは「安定的な」という意味でこの2種類の暗号資産の明確な違いは決まっていませんが、私は「ビットコイン、イーサリアム、リップル」がステーブルコインの上位クラスだと考えます。一言でいうと新興国と先進国のようなものです。
(1) ステーブルコインのメリットとデメリット
メリット
① 安定的であること
ステーブルコインの強みは安定です。STABLEの意味である「安定的」から予想できるように安定的です。一度、暴落したとしても再び反発して元の価格かそれ以上の価格になりやすいです。
② 共通通貨になりやすい
ステーブルコインは共通通貨になりやすいです。詳しく解説すると、アルトコインを交換する際にステーブルコインを実在貨幣のような感覚で交換対象になります。
また、近年ではインターネットショッピングの買い物でも使用できるようになっており、アルトコイン程ではありませんが、ステーブルコインの価値は上下します。そのため、実在貨幣で購入するよりもお得に商品を購入できるかもしれません。
デメリット
①急上昇しにくい
ステーブルコインの長所である「安定的」ですが、それは同時に短所にもなりえます。安定的であるため、価格は落ち着いています。急上昇はしにくく、アルトコインのような急反発をしにくいです。
そのため「上昇率200%」などの爆発的な数値にはなりにくいです。
② 初期投資が高くなる
こちらも安定的でメジャーな暗号資産であるだけに購入を希望する人が多く、認知度が高いです。需要と供給のバランスから考えると、暗号資産は発行数が決まっているため、需要が多いと市場価格は上昇します。
例えば、1ビットコインの購入を考えると数百万円が必要です。自分の資産状況を考えて、投資額が少ないと資産上昇率が低いため資産の短期上昇を狙っている方はレバレッジを掛けるのも一つの手法です。
まとめ
ステーブルコインは安定的であるため、安定が長所にも短所にもなります。しかし、安定というのは長期的に資産を増やす上では重要です。
そのため、暗号資産投資ではステーブルコインとアルトコインの使い分けが大事となってきます。