投資先として暗号資産はアリか、ナシか。
結論的には「アリ」なのですが、リスクには十分注意してください。
リスクは日本人が気になる言葉のひとつです。
なぜ、リスクが高いのかの説明を詳しく説明していきます。
(1) コインの価値が変動する。
暗号資産の価値は株価よりも変動しやすいです。一度発行したコインが無くなる可能性は少ないですが、大暴落により「価値が付かず、何年も燻っている」ということが起こり得ます。
例えば、経済に影響力のある著名人の発言や該当コインの資産額が多い著名人の発言で価格が簡単に大きく変動します。それは株価の決算や損失も比較にならない程の大暴落です。
はじめに価格がかなり低いコインなら多少下がっても影響は少ないですが、ある程度有名なコインが大暴落するとかなりの痛手になります。
(2) 審査が厳格ではない
株式のように「東証一部上場」など、グレードに分かれておらずコインそのものの審査が厳格ではないです。
そのため、株のような「有名企業が発行」などのバックボーンが少なく、国が発行する貨幣ではないのでコイン価格の保証というのがしっかりとは定まっていません。
(3) コインの発行先を追求するのが困難
マイナーなコインの場合はコインの発行先やコインの用途、コインが作られた経緯がわかりにくく、自分でしっかりと調査しなくてはなりません。
日本の取扱所ならコインの説明を記載してくれている場合もありますが、株のようにしっかりとした説明やデータが少ないのが現状なので、自己管理に注意しなければなりません。
特に外国の取扱所の場合は、自分で調査するのに時間を取られてしまいます。
(4) 上昇下降の不透明
世界の経済情勢や暗号資産に関しての情報を集めていてもコイン価格の上昇・下降の先読みがしにくく、大きく上昇・下降したが、アクション後に変動してからの理由が判明することが多いです。
ただ、情報を逐一チェックし、より早くて正確な情報を瞬時にキャッチできれば、先読みはできるかもしれません。
まとめ
暗号資産は投資初心者でもハードルが低く、口座開設も容易で簡単に手を出せます。しかし、情報量が少なくリスクも株などのよりも高いため、安易に手を出すと資産が目減りしてしまうかもしれません。
初めての投資の際は、「経験」することでそれが自分の経験則になり、学びとなっていきます。自分の資産のうち、5〜10%と少ない金額から暗号資産投資するのが低リスクな投資と言えます。