暗号資産(仮想通貨)のメリット

■データ上に保有できる
仮想通貨のメリットとして、データ上の資産として保有できる点が挙げられます。
日本円や米ドルといった法定通貨であっても銀行に預けることで間接的に預金のデータとして管理することができます。
しかし、本質的には実体を伴う資産であり、仮想通貨とは異なります。
一方で、仮想通貨はデータ上でのみ存在しているため実体を伴わず、インターネット上で管理及び取引を行うことができます。
よって盗難等のリスクを考えずに資産として保有することができます。

■決済スピードが早い
法定通貨であれば銀行等のサービスを介して送金や振込を行う必要があります。
そのため、事務的なタイムラグ等が生じてしまうことがあります。
一方で仮想通貨の場合、個人間で直接送金を行うことが可能であり、素早い決済が可能となります。
また、仮想通貨の決済手数料は銀行等の金融機関と比べて安く済むため、業者や個人の手数料負担を減らすことができます。

■為替リスクを気にせず取引ができる
従来の海外への送金の場合、為替のレートに基づいて他国の通貨に変換する必要があります。
しかし、仮想通貨は世界共通のレートでやり取りが可能であるため海外への送金においても為替リスクを考える必要なく取引が可能です。

■売買差益を生み出せる
仮想通貨は株式等と同様に価値が変動するため、それを利用して売買差益を生み出すことができます。
仮想通貨は株式等の金融商品と比べてレートの値動きが激しく、資金を投入すれば大きなリターンを得る可能性もあります。
また、値動きが激しいことを利用して短期売買によって利益を積み上げていく手法も仮想通貨投資において用いられています。
また、仮想通貨は少額からでも投資が可能です。
株式投資を行う場合は初期投資としてまとまった資金が必要である場合がほとんどですが、仮想通貨は少額から購入可能です。
よって少額からでも積み立てていくことで資産形成をしつつ売買差益を狙うことができます。

■いつでも取引できる
仮想通貨は市場の休場時間が存在しないため24時間いつでも取引を行うことができます。
日本の金融機関のサービスを利用する場合、夜間の処理は翌日に処理される場合がほとんどです。
また、株式市場であれば平日の限られた時間帯の中で売買取引を行うこととなります。
一方で、仮想通貨には管理主体がなく個人間でいつでも取引ができるため、このような時間帯を気にする必要がありません。