ビットコインとアルトコイン

■ビットコインの特徴
ビットコインとは、仮想通貨の一種であり、その名称を指します。
また、ビットコインは世界初のデジタル通貨でありブロックチェーン技術を用いて情報が管理されています。
管理されているといっても我々が生活の中で使用する法定通貨における中央銀行のような管理主体は存在していないことも大きな特徴のひとつです。
また、ビットコインのシステムとして「マイニング」というものがあります。
これは日本語で「採掘」を意味しています。
ビットコインではブロックチェーンという技術を用いて取引情報が記録されており、その情報は全て暗号化されることで情報漏洩を防いでいます。
この暗号を解読し取引が正しいかどうか確認する作業そのものを「マイニング」と呼んでいます。
マイニングに成功すると報酬としてビットコインを受け取ることができます。
そのため、このマイニングという行為に注力する人間が多く存在しています。
同様にビットコインには「ハードフォーク」というシステムがあります。
これはビットコインに用いられるブロックチェーンの「分岐」を意味しています。
ブロックチェーンの分岐によって元々1つの仮想通貨だったのものが、2つの別の種類の仮想通貨として扱われるようになります。
このハードフォークが行われることによって、取引量の増加等に対応することが可能となります。

■アルトコインの特徴
「アルトコイン」とは、ビットコイン以外の仮想通貨を指します。
アルトコインのほとんどはビットコインの仕組みを元として作られています。
ビットコインを元にしつつ、機能面の充実やビットコインの利便性を更に進化させたものもあり、仮想通貨が注目を集めるとともに発展しています。
アルトコインは2021年現在で2000種類以上存在しており、新たな通貨が誕生しては消えていくということが繰り返されています。
種類が多いことから悪質な銘柄も混ざっていますが、新たな技術に着目した銘柄もあるため伸び代はビットコイン以上であるといえます。
一方でアルトコインの価格はビットコインと比べて低いものがほとんであるのが現状です。
ビットコインが最高値を更新する中でアルトコインは1000円にも満たない価格のものがほとんどです。
現状ではビットコインと大きな差がありますが、将来的に仮想通貨市場の発展によっては新たな仮想通貨が脚光を浴びる可能性もあります。
そのため、今後のアルトコインの動きにも注視していく必要があります。